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ロシアンクラブカンパニーグループ、2023年中国への活カニ輸出71%増

8 February 2024

ロシアンクラブカンパニーグループの船団は、2023年の実績として1万1700トンのカニを漁獲したが、これは極東漁業水域でタラバガニと高級カニを漁獲する全企業の総漁獲量の20%に相当する。同社は、決算期間中に利用可能な漁獲枠の99.2%を行使した。

ロシアンクラブカンパニーグループは昨年、中国への活カニ輸出量を2022年比で71%増の8600トンに増やした。

「輸出ルートが東方へと変わったことにより、ロシア各地域から中国へのタラバガニ・高級カニ輸出量は65%増加した。特に、北方水域のカニ漁獲事業者は漁獲物を中国市場に輸出することになった。しかし、当社は、商品の高い品質のおかげで、競争が激化する中でも中国市場で主導権を握り続けている。昨年、ロシアから中国への活カニ輸出量に占める同社の割合が28%に達した」とアレクサンドル・サポジニコフ・ロシアンクラブカンパニーグループCEO(最高経営責任者)が述べた。

同社の商品は、決算期間中にロシアや日本、中東諸国、韓国、メキシコの各市場で販売された。

同社は、商品ラインアップの拡大を続けており、加工品の高い製品含む21の品目で構成されている。2023年には、数種類の高級缶詰や各等級のカニ肉真空パックを含む小売向け商品の生産も開始した。

ロシアンクラブカンパニーグループのカニ漁船団は39隻に増した。特に、投資枠国家計画の一環で同社が建造した近代的なカニ漁船であるカピタン・アレクサンドロフ号も入団した。特に、この船は、漁獲を行ったプロジェクト5712LS初のロシア国籍船である。

ロシアンクラブカンパニーグループは、2024年から北西太平洋の各サブゾーンで1万8200トン分のカニ漁獲権利を所有しており、これは極東漁業水域における最大級のカニ漁獲枠である。

この新しい漁獲枠は、2023年10月に行われた投資枠国家計画の第2期入札で獲得された。その総額は571億ルーブルとなった。同社は、入札結果に基づいて引き受けた投資義務の一環でさらに近代的なカニ漁船6隻の建造とロシア極東における物流センターの建設を行う。すべてのプロジェクトの実施は今年中に開始される。

その他の事業分野における同社の重要な実績としては、水産業関連専門教育の推進への投資が行われる連邦プロジェクト「専門士課程」への参加、水産業就業への若者の誘致を目指す自前のプロフェッショナル養成プロジェクトの立ち上げ、全ロシア国際協力・輸出アワードの地域段階における最優秀賞の受賞などが挙げられる。

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