ロシアンクラブカンパニーグループ、上半期、カニの漁獲量40%増

ロシアンクラブカンパニーグループは、2024年上半期に前年同期比40％増の9500トンのカニを漁獲した。漁獲量の増加は、同社が2023年の投資競売で獲得した新しい漁獲枠により確保された。

「当社は2024年、1万8000トンのカニが漁獲可能となっている。新しい漁獲枠により、当社の漁獲計画は昨年の漁獲量に比べ50％増加した。大幅な増加であるが、当社は順調なペースで漁獲を行っている。半年で年間漁獲枠の半分を消化してきた」と同社のユリヤ・ユーロバ代表取締役は述べた。

同社は上半期、7300トンの活カニとボイル冷凍カニを顧客に納品した。アジア諸国との協力関係の発展により、輸出構造における活カニの割合は拡大している。このような製品の主な消費者は中国と韓国である。前年同期と比べ、これらの国への納品はそれぞれ46％と69％増加した。

参考情報

ロシアンクラブカンパニーグループは、ロシア有数のカニ漁獲企業であり、カニ漁獲枠ではロシア極東最大手である。同社の漁船団は、ベーリング海、オホーツク海、日本海で漁獲を行っている。同社の製品はロシア、中国、韓国、日本、アラブ首長国連邦、サウジアラビアなどで販売されている。