セルゲイ・ゴリャチェフ、ロシアンクラブカンパニーグループのトップに就任
セルゲイ・ゴリャチェフ氏は9月3日付でロシアンクラブカンパニーグループ代表取締役に任命された。それまで同職に就いていたユリヤ・ユーロバ氏は、引き続き代表取締役副社長兼取締役として務めていく。
ゴリャチェフ氏は、農業部門を含むロシア国内の輸出志向大手において上級管理職として豊富な経験を積んできた。同氏は2022年以降、ルサグロカンパニーグループの砂糖事業を統括し、戦略の策定・実施、新規輸出市場への進出、投資プロジェクトの進捗状況の監督を担当していた。ルサグロ入社以前は、ルサール合併会社の川下部門においてエグゼクティブ・ディレクターを務め、生産拡大・経営効率向上・東南アジアを含む海外市場への製品投入に関するそれぞれのプロジェクトに注力していた。
同社のエフゲニー・オルロフ会長は、「取締役会の代表としてわずか数年で中小企業からロシア漁業のリーダー企業のひとつに成長してきた当社の発展に貢献してくれたユリヤ・ユーロバに感謝の意を表したい。セルゲイ・ゴリャチェフは、企業経営において豊富な経験を持っている。彼のリーダーシップの下、商圏拡大や、当社の新漁船団建造を目指す投資計画の効果的な実施など、業界における同社の地位が強化されると期待している」と述べた。
ロシアンクラブカンパニーグループは、漁獲枠とカニ製品の輸出量でロシア極東最大手のカニ漁獲企業である。
ロシアンクラブカンパニーグループのカニ漁獲枠は2024年から1万8000トンを超えている。同グループは、40隻から構成されているロシア極東最大級のカニ漁船団を所有しており、その中には投資枠プログラムの一環で建造された新しいカニ漁船も含まれている。さらに、第1期・第2期投資枠プログラムの一環で14隻の漁船がロシア国内造船所で様々な建造段階にある。